■■ 2018/4/3 ■■




大津山 実相寺
日蓮を身延山に招いた波木井六郎実長の四代あとの伊豆守実氏が、
身延山第五世鏡円阿闍利日台上人の弟子となり、実相院日応と名のった。
この日応上人が永和元年(1375)、同村大津にあった真言宗の寺を訪れ、
住んでいた真理法印と法義を論じ合い、論破して寺を譲りうけた。
この時日蓮宗に改宗して大津山実相寺と称した。
その後、永禄4年(1561)、川中島の合戦にあたって、武田信玄は蔦木越前守を遣わし
武運長久の祈願を命じ、永代祈願所として、一条次郎忠頼の城址であった山高の
現在地を寄進、移転して現在に至っているという。




白壁の塀で四方を囲まれた境内は約3000坪と広く、山門をくぐると花畑の中を参道が続く。
花畑にはラッパ水仙やチューリップが約10万本、 植えられている。








また神代桜ばかりでなく、樹齢50年から100年の桜が30本ほどある。




神代桜
樹齢2000年以上といわれる「神代桜」
同寺は創建以来2度の火災にあって歴史的建造物等は残っていないが、境内の「神代桜」が有名。
国指定の天然記念物の神代桜は、樹齢2000年以上といわれ、その大きさは最盛期で、
高さ13.6m、根本幹周13.5m、枝張りも東西27.0m、南北30.6mというエドヒガンの巨樹を誇っていた。
近年、主幹部保護のため若干こぶりとなったが、毎年開花期には見事な花をつけている。




国指定の天然記念物、日本最古の桜として全国的にも有名である。
日本三大桜のひとつであり、日本武尊がお手植えされ、日蓮聖人が蘇生を祈られたという




実相寺の御朱印





実相寺へ行く途中で、韮崎市にある『わに塚』の桜を見物 




わに塚の桜は日本武尊の王子武田王の墓、前方後円墳、王仁族が住んでいた所と諸説ある場所。
また、古くからの言い伝えでは、日本武尊の王子の武田王がこの地域を治めた後、
埋葬された場所なので「王仁塚」と呼ぶようになったともいわれています。
桜は推定樹齢300年、幹周り3.6m、樹高17mのエドヒガンザクラで市の指定天然記念物。