2012/9/8

昨日、テレビで”大善寺(ぶどう寺)”の紹介をしていたので
さっそく、見物に行ってきました。





国宝 大善寺 本堂Y薬師堂)

養老二年(AD718)僧行基が甲斐の国を 訪れたとき、勝沼の柏尾にさしかかり、日川の渓谷
で修行したところ、満願の日、夢の中に、手に葡萄を持った薬師如来が現れました。
行基はその夢を喜び、早速夢の中に現れたお姿と同じ薬師如来像を刻んで安置したのが、
今日の柏尾山大善寺です。 以来、行基は薬園をつくって民衆を救い、
法薬の葡萄の作り方を村人に教えたので、この地に葡萄が 栽培されるようになり
、これが甲州葡萄の始まりだと 伝えられています。





受付


拝観料を支払ってから本堂に向かいます。

拝観料 大人 500円
民宿もしており、1泊2食付き 5980円


山梨県甲州市勝沼町勝沼3559
TEL 0553-44-0027


大善寺HP

山門
元禄17年(1704年)に創建され、現在のものは、寛政10年(1798年)に再建された。
三間一戸の入母屋造。最近屋根が葺き替えられ、輝きを放っています。仁王様を横に見て、石の階段を登ると、国宝薬師堂に至ります。




山門から本堂に向かう石段




楽 堂

長い石段を上って、ひと休みもできます。





本堂(薬師堂)

本堂の中に、薬師三尊像を安置していますので「薬師堂」とも呼ばれています。 昭和30年6月22日国宝に指定
 薬師堂には、弘安9年3月16日(AD1286)の刻銘があり、元寇(弘安の役)の数年後に建てられ、築710年以上にもなります。
勿論山梨県では一番古い建物です。内部は内陣下陣に分かれ、内陣には須弥壇を設けて厨子(国宝)を置き、薬師如来をお祀りしています。
その両側には日光菩薩、月光菩薩、更に十二神将を配しています。 国重要文化財がたくさん見学できました。





手に葡萄を持った薬師如来 薬師三尊

写真が撮れないのは当然なので、画像を探して載せてあります。
大善寺の本尊薬師如来は、秘仏として厨子の中に納められ、通常は拝むことは出来ません。
しかし、五年に一度扉が開かれお姿を拝むことが出来、同時に、寺に伝わる宝物もご覧になれます。
最近では、平成20年10月1日〜8日に御開帳が行われ、大勢の方々が参拝されました。
次の御開帳は平成25年10月1日〜8日に行われます。






ぼけ封じ地蔵と行者堂





まだ知らなかった国宝のお寺でした、昨日、テレビで見て良かったです。
国宝の本堂、国指定重要文化財の仏像がたくさん見学できました。


勝沼に来たら是非お立ち寄りください。