2012/7/4

山梨県南巨摩郡富士川町にある 妙法寺に行ってきました。
2001年に来て以来11年ぶりです。
ここは、あじさいで有名で、観光客も多く訪れます。





本 堂
寺記によると持統天皇7年(693)、今から1300年前に役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたという。
かつては仁王山護国院金胎寺という真言の寺院であったが、
文永11年(1274)、住持の恵頂が日蓮との法論に破れ日蓮宗に改宗した。

昭和47年(1972)に本堂焼失。 檀家をもたない妙法寺にとって再建は大変な事業でしたが、
平成8年(1996)から平成12年(2000)にかけて、本堂新築だけでなく、
三門・庫裏などの修復を含め、多くの人の浄財を得て完成した。




摩 裡




三門
間口23メートル、高さ25メートルは
山梨県最大、日本でも指折りです。


52号線から小室へ向かうと見えてくる「妙法寺」
山の斜面に建つこの寺の山門は県下では身延山に次ぐものとされ、見上げるように大きいです。
急な石段を上ると本堂、客殿、庫裏などがあり、6月になると1万株のアジサイが咲き乱れます。
地元の「小室を育てる会」の会員が熱心に面倒をみているもので、年々美しく成長しています。
また、寺には日蓮聖人直伝という秘妙符が伝えられていて、「小室の毒消し秘妙符」として名高いのだとか。
県指定の文化財としては金銅金具装笈が保存されています。
長い歴史の中にある「妙法寺」。あじさいもどこか神秘的です。


  


  
「穂積村」のあじさい植栽は、妙法寺境内の約2万株を中心に、地域全体では3万株ほどにも達するとのことです。
毎年6月下旬の9日間、「穂積村」ではあじさい祭りが開催されますが、その中心となるのが妙法寺です。
今年は、6/24−7/1に開催されました。

地図にない村・「穂積村」は、行政用語でいう中山間。過疎化が進む地域です。
でも、お正月のダイヤモンド富士、高品質のゆずと3万株のあじさい、
日本有数の規模を誇る妙法寺三門など、小粒でもぴりりと辛い、山椒のような地域です。



鐘楼



  


  

























今年は、一番きれいな時期を逃してしまいましたが、十分に楽しめました。

また、来たいと思います。